本当に動くの?

そもそも何故歯が動くの?

矯正歯科治療は、歯に力を加えると動くという性質を利用した治療が基本になります。 スピードと歯並びだけを重視するなら、歯を削ってその上にクラウンをかぶせる方法もありますが、健康な歯であっても一度削ったものは元には戻りません。 特に急ぐ理由がないときには時間はかかっても、歯の動く性質を利用して治療したほうが負担も少ないのはいうまでもないでしょう。

矯正歯科治療は歯を動かしますが、歯は一番目の消化器官であり咀嚼という重要な役割を担った人体で最も硬い部分です。 そんなに硬い歯が、矯正装置を使って動かすことができるのはなぜでしょうか?なぜ動かすのに時間を必要とするのでしょうか?

矯正歯科治療というのは、もともと体が持っている「骨の代謝機能」を利用した治療方法です。 骨は一定の圧力がかかると、骨を溶かして圧力を軽くしようとする「吸収」といわれる現象を起こし、歯が移動することであいた隙間には、新しく骨を作ってうめて行くという性質を持っています。 これが「骨の代謝機能」です。「骨の代謝」機能を利用することで、一ヶ月で約0.3ミリ移動することができるのです。 時間はかかりますが、人間が持つ本来の機能を利用していますから、体への負担の少ない自然な治療法といえます。