小児矯正と大人矯正の違い
小児矯正について

小児矯正とは成長時期に、永久歯が生え揃ってない段階で行う矯正のことです。
そもそも矯正歯科とは、口もとの歯ならびを綺麗に整え、審美的によくみせたり、また悪い歯ならびにならないように予防することです。 これによって、むし歯や歯周病を防ぎ、不明確な発音を改めるとともに、食物をよくかめるようにして、健康と美しさを一段と増進させようとする医学です。
矯正治療は、歯ならびが悪い場合、早期発見・早期治療なほど治療しやすいのです。 なので小さい頃に小児矯正を受けることにより、虫歯になりにくかったり、また成長して理想的な顔立ちになる可能性があります。
小児矯正のメリット・デメリット集!
~メリット~

- アゴの成長をある程度コントロールできるので、良い治療結果が得られやすい。
- 矯正で歯を抜く確率が低くなる。
- 大人になってから再度矯正治療が必要となる場合でも、矯正の治療期間が短くなり、良い治療結果が得られやすくなる。
- 矯正期間中は1~2ヶ月おきに歯科医院へ通う必要があるので、その時についでに虫歯の予防をしてもらえば非常に効率的に虫歯予防ができる。
~デメリット~
- 小児矯正はほとんどの場合、アゴの骨の成長が終わる15歳前後まで経過を観察する必要があるため、矯正期間が長くなることが多い。
- 矯正期間中、一時的に見た目が悪くなる。
(矯正装置が見えたり、一時的に歯並びが悪い状態になったりする) - 小児矯正を行っても、大人になってから再度矯正が必要になることがある。(特に受け口の場合には、大人になってから外科矯正が必要となるケースが多い)
- 小児矯正に使用する装置は、その多くが家庭で患者さん本人に装着してもらうタイプのものなので、患者さん本人が治療に協力的でない場合には良い治療結果が出にくくなる。
- 矯正中は基本的に虫歯になりやすくなるので、注意深く歯のケアを行わないと虫歯が出来てしまう恐れがある。
- 歯根吸収といって、歯の根っこが溶けてしまうことがある。歯根吸収の原因は不明だが、もしも起こってしまった場合には矯正治療の中止や、歯の連結・固定などが必要になる。
大人の矯正歯科について
何歳まで矯正治療は可能でしょうか?

矯正治療を始めようと思ったら、いつでも治療は可能です。年齢制限はありませんので、30代、40代はもちろん、50以後でも矯正治療は可能です。 成人の矯正治療は、成長期の症状に比べ、歯の移動速度が少し遅く、一般的に治療期間が長引きやすいことがありますが、反面、 顎顔面部の成長発育能力はほとんどないため歯の移動計画が立てやすいことも事実です。 仕事をしながらでも、矯正治療が出来るのかと不安な方がいらっしゃるかもしれませんが今は働きながら矯正治療を受けられる方が多いです。
矯正治療の通院は、月1回程度とは言え、治療終了まで、およそ3~4年かかりますので、ドクターとのお付き合いも長くなるのでしっかりコミュニケーションをとる事が大切です。 患者さん側もしっかり治療する事を心を持つ事が大切です。
装置が目立ったりしませんか?という質問がよくあります。
矯正装置というと、目立つ・格好悪いなどのイメージがありますが、それは昔の話です。
現在は、プラスチック製やセラミック製の目立たない装置やリンガル(裏側)装置があり、他人に気づかれずに治療を進めることができ、心理的な負担はほとんどなくなりました。
それと女性の方から矯正治療途中は妊娠してもできますか?という質問もあります。
基本的に妊娠している方の矯正治療は可能ですが、レントゲンや麻酔をする場合がありますので、担当医に相談しましょう。
ただし、つわり時期の歯みがきが疎かになったり、通院が大変になったりしますので、できれば時期をずらす方が良いです。

